免責事項: 本記事は一般的な情報提供を目的としており、貸付条件・審査結果・借入の可否を保証するものではありません。条件は変動するため、申込前に必ず各社の公式情報でご確認ください。当サイトは貸金業者ではなく、貸付の媒介も行いません。※本記事は専門家による監修を受けておりません。

この記事でわかること

  • 判断の基準は借入額でも毎月の返済額でもなく、返済総額です。

  • 同じ借入額でも、返済期間が延びれば返済総額は増えます。

  • 概算は自分で出せます。正確な数字は契約前の書面で確認します。

なぜ返済総額で見るのか

広告では毎月の返済額が目立つ位置に置かれることがあります。 金額が小さく見えるためです。

しかし毎月の返済額は、返済期間を延ばせばいくらでも小さくできます。 その分だけ利息を長く払うことになり、返済総額は増えます。

判断の基準は、借入額でも毎月の返済額でもなく、返済総額です。

毎月の返済額が小さければ安心ですか。

この記事では、毎月の返済額は返済期間を延ばせば小さくできる一方で、利息を払う期間が延びて返済総額が増えると説明しています。

概算の出し方

厳密な計算方法は返済方式によって変わりますが、 おおよその見当は次の考え方で付けられます。

必要な数字 どこで分かるか
借入額 自分で決める
実質年率 公式サイト・契約前の書面
返済期間(回数) 自分で決める、または提示される

金利は必ず実質年率で確認します。月利や日歩の表示は年率に直すと印象が変わります。

期間で総額がどう変わるか

同じ借入額・同じ年率でも、期間が違えば結果は変わります。

返済期間と毎月の返済額、返済総額の関係を対比した図

返済期間が短いと毎月の返済額は大きく、返済総額は小さくなります。期間が長いと毎月の返済額は小さく、返済総額は大きくなります。

返済期間 毎月の返済額 返済総額
短い 大きい 小さい
長い 小さい 大きい

毎月の負担を軽くすると、支払う利息は増えます。 どちらを優先するかは、自分の家計の余裕によって決めます。

遅延損害金も確認する

返済が遅れた場合に適用される遅延損害金の率は、通常の利率とは別に定められています。

通常の金利だけを確認して、遅延損害金を見落とすと、 一度の遅れで想定より負担が増えることがあります。両方を書面で確認してください。

契約前の書面で確認する項目

概算を出したうえで、契約前に交付される書面で次を照合します。

  1. 実質年率
  2. 返済総額
  3. 返済回数と各回の返済額
  4. 遅延損害金の率
  5. 手数料の有無

概算と書面が大きく食い違う場合は、その場で契約せず理由を確認してください。

借入額を決める順番

順番を逆にすると、計画が後付けになります。

  1. 毎月いくらまで返済に回せるかを決める
  2. その金額と期間から、返済総額の上限を出す
  3. 返済総額から逆算して借入額を決める

「いくら借りられるか」から始めない、というのが要点です。

なお貸金業法には総量規制があり、借入残高の合計が年収の3分の1を超える貸付は 原則としてできません。考え方は 総量規制とは|年収の3分の1という基準の意味にまとめています。

確認の全体像は 借入前に確認する4つのことを参照してください。

返済総額が現実的でないと分かった場合

計算した結果、返済の見通しが立たないと分かることがあります。 その場合、借入額を増やすのではなく、借入以外の選択肢を検討してください。

  • 日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター
  • 法テラス(日本司法支援センター)
  • 各自治体の消費生活センター

専門家に相談することで、返済条件の整理や公的な支援の情報が得られることがあります。